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安齋新・厚子 うつわ展

8月20日(土)から、京都の山あいで作陶活動をされている安齋新さん厚子さんの個展を2年ぶりに開催いたします。

安齋さんといえばさまざまな自然灰を用いて独自に釉薬をつくられており、そのひとつひとつの味わいは実に奥深く、ひとたび手に取って使うと、その魅力にはまって虜になってしまいます。見た目はシンプルなうつわばかりですが、そのシンプルさの中にも奥行きがあり、その微妙な違いを楽しむことができます。今回は主に6種類のうつわをご用意いただきました。

①青磁 ※2枚目写真右手前刻紋鉢
定番の人気のうつわ。
今回は青磁の出品は少ないですが、刻紋鉢や8寸段皿と根強い人気で、日々の食卓に大活躍してくれるうつわが届いております。
自然の灰立てのため、毎回色味や質感が異なります。
ほのかにグリーンがかった表情は他にない美しさです。

②白磁 ※2枚目写真1番右C&S
こちらも自然灰を使っております。
ややぽってりとした表情もあり、和洋問わず万能なうつわです。
ゼルコバコーヒーで人気のコーヒーカップ&ソーサーも白磁で作って頂いております。

③米色青磁(べいしょくせいじ) ※2枚目写真中央奥菱形菊鉢
翡翠色のような青磁に比べて、黄色味がかった色をしています。
元々は窯の中の還元がかかった部分が青磁になり、酸化気味の部分が青くならずに黄色っぽくなったことが始まりだといわれています。
現代の窯は気密性が高くなったので、これらが自然にできることは少ないようですが、昔の薪窯は隙間が多く、このようなことが起こったそうです。安齋さんの場合、それを意図して表現しており、ありそうでない雰囲気のうつわかと思います。食材を選ばずお使いいただきやすいうつわです。

④アメ釉 ※2枚目写真左手前六角銘々皿
鉄釉の一種で、酸化焼成で飴色になるうつわです。
一般的なアメ釉に比べるとやや柔らかな風合いもある安齋さんのアメ釉。
独特の表情は唯一無二の作品です。
やや吸水性があるので水につけ置いたり、電子レンジの使用はお控えください。

⑤乳香色釉(にゅうこうしょくゆう) ※2枚目写真左筒湯呑
艶のある質感の釉薬。白磁や青磁の雰囲気とまた違い、少しシュッとした印象。コーヒーや紅茶のうつわに最適。釉薬自体が硬く、丈夫なことも特徴です。

⑥紅毛手(こうもうで) ※2枚目写真右奥C&S
紅毛とはオランダ人のこと。ポルトガル人を南蛮と呼んでいたように、昔はこう呼ばれていたとか。
オランダのデルフト焼に近い風合いからこの名前が付けられました。
安齋さんのイメージする洋皿を形にしたもので、柔らかな白を表現するため白の部分は粉引で表現しており、御本(ピンクがかった部分)の表情が骨董ぽさも表しています。
量産品とは違った味わいを感じることができます。

さまざまなうつわが集まりました。
この機会にぜひご覧ください。

安齋新・厚子 うつわ展
うきは:2022 8/20(土)〜8/30(火) 10:00-18:00 ※木曜定休
オンラインストア:2022 8/28(日)18:00〜8/30(火)9:00

京都の山あいにて安齋新さん、厚子さんご夫婦でつくられているうつわは、モダンで繊細な作りで、日々の食卓にすっと優しさと落ち着きを与えてくれます。
和食器でありながら、洋食器のような風合いも併せ持ち、安齋さん独特の世界観を作り出しています。一般家庭はもちろん、飲食店やうつわ作家のあいだでも人気の安齋さんの作品たち。どうぞご高覧ください。

※混雑時には入店人数を制限させていただく場合があります。